今回は「しゃっくり」を止める方法を医学的根拠に基づいて紹介していこうと思います。
食事中などに起こった時、ぜひ活用してみてください!
なぜ「しゃっくり」が起こるのか!?
そもそもしゃっくりとは、横隔膜と呼ばれる呼吸を行うための筋肉のけいれんによって起こる現象です。
しゃっくりが起こる時、横隔膜の急激な収縮(けいれん)より胸腔の容積が増え、肺が急速に空気を吸い込むようになります。その際に、声帯が素早く閉じることで「ヒック」というような音を発します。
これらは食事中など起こりやすいと言われていますが、これは食事により横隔膜の真下にある胃が膨張し横隔膜を刺激してしまうことで起こりやすいと言われています。
「しゃっくり」を止める方法!!
しゃっくりを止める方法にはさまざまな民間療法があります。
・冷たい水を素早く飲む
・数秒間、息を止める など
今回、ご紹介する方法はもっと簡単に出来る方法です!
さて、早速ですがその方法をお伝えします。
ずばり…
「両耳の穴に指を入れる」
これだけです。
なぜ、これだけで「しゃっくり」が止まるのか!?
この原理には、「迷走神経」と呼ばれる神経が大きく関与しています。
迷走神経とは、感覚・運動神経の一つで主に内臓などに多く分布し、体内の環境をコントロールしている神経です。
「冷たい水を飲む」という民間療法も食道から胃に水が通ることで迷走神経を刺激し、横隔膜のけいれんをコントロールしていることになります。
今回、ご紹介した「両耳の穴に指を入れる」という方法もこの迷走神経の刺激を用いたものです。
耳の奥には迷走神経が分布しており、そこに指を入れることで刺激を与え、横隔膜のけいれんを抑えるという原理になっています。
よりお手軽に、素早く行えるため、ぜひ活用してみてください。
※「しゃっくり」には病的な原因で起こるものもあるため、症状がひどい場合は専門の医療機関を受診することをお勧めします。