毎年、多くの方が感染する「インフルエンザ」。
そんなインフルエンザのワクチン接種についてココだけの話をまとめてみました。
ココだけの目次
インフルエンザの流行はいつから!?
インフルエンザの感染者数は毎年、11月から12月にかけて増えていき、1月~2月が感染のピークを向かえると言われています。
近年は、新型コロナウイルスの影響でインフルエンザへの関心が薄れてきていますが、一般的な風邪とは違い非常に重症化しやすい疾患であるという認識が必要です。
小さいお子さんや高齢者の方は特に注意が必要な疾患ですので、気をつけておく必要があります。
そんなインフルエンザへの対応策としてワクチン接種が一般的です。
注意すべき合併症
インフルエンザの合併症には気をつけなければなりません!
肺炎や気管支炎、中耳炎、結膜炎などさまざまな合併症が起こる危険性があり、特に5歳以下の子どもの場合、もっとも注意すべきなのはインフルエンザ脳症です。
厚生労働省の調査によると毎年50~100人ほどがインフルエンザ脳症に進行し、そのうち10~30%が死亡しています。
インフルエンザ脳症とは!?
インフルエンザウイルスによって脳に炎症がおこることです。
炎症により脳がむくみ、頭蓋骨で圧迫されることによってさらに脳がダメージを受けるためにおこると考えられています。
5歳以下のお子さんに多く、高い確率で後遺症を残す言われており、最悪の場合は死亡に至るケースもございます。
ワクチン接種はいつ打てばいいの!?
インフルエンザワクチンは接種してから抗体ができるまでに2週間から1ヶ月程度かかると言われています。
また、接種の回数も年齢に応じて違います。
ワクチンの接種回数と接種時期
【13歳以下の方】
2回に分けた接種が推奨されています。
(2〜4週間あけて)
【13歳以上の方】
1回の接種が推奨されています。
13歳以上の方は、1回の接種だけで済みますので、11月までに打つと1月~2月のピークには間に合います。
しかし、13歳以下の方は1回目と2回目の接種の間に2~4週の期間をあけないといけないため、最低でも1回目の接種は10月頃に行うと良いと言われています。
ワクチンの持続時間
インフルエンザワクチンにより出来る抗体の持続期間は3~6か月程度と言われています。
個人差はありますが、1月~2月のピークを乗り切るためには効果的な持続期間であることがわかります。
ワクチン接種をしておけばもう安心!?
ワクチンを接種したからといって、安心するのは早いです!!
インフルエンザワクチンの効果は、感染後の重症化と死亡率を抑えることができること。
もう一つの効果として、完全ではありませんが、感染拡大を抑えるための予防効果があるという点です。
つまり、感染を完全に防ぐことはできないということです。
大切なのは、感染防止対策となります!
手洗い・うがい・手指消毒など日頃から意識して出来ることは多くありますので、ぜひ心がけてみてください。